授業紹介

ゲーム・クリエイティブカレッジ ゲーム開発エキスパートコース(2021年度実施)

「XRゲームプログラミング」

仮想空間で、よりリアルなゲームプレイを。
XRゲームならではの没入感を作り出せ!

XRとは、現実とバーチャルな世界とを混ぜ合わせ、新たな体験を作り出す技術のこと。AR(拡張現実)やVR(仮想現実)などもその一つです。この授業では「Oculus(オキュラス)」製のVRヘッドセットを使いながら、仮想空間を経験できるアプリケーションを制作します。一人一台貸出される機器を使って、基本的な仕組みから作品づくりまでを実践的に学んでいきます。
「まずはいちユーザーとして仮想空間に身を置いて、その面白さに触れてほしい」と担当の牧先生。実際、初めて仮想空間の世界を体験した衝撃が原動力となり、制作に励んでいる学生も少なくないとのこと。開発者としてもユーザーとしても仮想空間の可能性に触れる授業です。

ここが注目ポイント

  • 1 実践的にAR技術、VR技術の仕組みを理解することができる
  • 2 学校貸出の最新のハードウェアを使用することができる
  • 3 仮想空間の面白さを思い切り体験できる
  • 学生たちは日常的にXR関連の動画をチェックし、自身の作品づくりに活かしています。

  • テスト検証をそっと見守る牧先生。「開発者が見落としがちな点を的確にアドバイスしてくれる!」と学生からも好評。

  • VR空間を素手で操作できる「ハンドトラッキング」を使ったゲームも開発。日々更新される新たな機能にも果敢にチャレンジしています。

  • 作ったゲームで実際に遊んでみるのも重要な制作フロー。こちらの学生がプレイするのは、アクロバティックな障害物避けゲーム!

  • 障害物避けゲームの映像がこちら。次々と目の前に現れる壁を、走ったり、しゃがんだりしながら避けていきます。

  • お互いのゲームをプレイし、レビューし合うことも。客観的な意見が、より面白いゲーム開発に繋がります。

受講中の学生インタビュー

念願だったXRゲームづくり。学校貸出のハードウェアで気軽にトライ!

XRゲームの開発にはずっと興味があったのですが、高価なハードウェアを購入しなければならず、なかなかチャレンジできずにいました。そんなXRに気軽にトライできる授業があると知り、受講を決めました。
私は授業の中で、非現実の世界にのめり込めるというVRの面白さに惹かれ、クラスメイトと一緒に「壁避けゲーム」を制作しました。ECCコンピュータの学生たちはみんなモチベーションが高く、より良いものを作るために積極的に議論したり、授業外でもスキルアップのための勉強を欠かしません。そんなクラスメイトたちと、たくさんの気づきを与えてくれる牧先生に支えられながら、毎回楽しく授業に取り組んでいます!

辻田さん
ゲーム開発エキスパートコース[4年制] ゲームプログラム専攻 4年生
(奈良県)法隆寺国際高等学校出身

講師コメント

ハードウェアを所有している学生は学内でも稀です。この授業は、学校貸出の機器を使って仮想空間の面白さを体験してもらうところからスタートします。そこで得た感動が、新たなイマジネーションを生むきっかけになっていくんですよね。
授業ではまず、アプリを制作しながらXR開発の基礎知識を学んでいきます。仕組みをきちんと理解してから作品づくりに取り組んでほしいので、学生一人一人のレベルにあわせて丁寧に指導しています。
新型コロナの影響で密を避ける取り組みが推奨されるなか、仮想空間はますます注目されています。「自分ならどんなものを作るか」というイメージを膨らませつつ、バーチャル世界を存分に楽しんでもらえると嬉しいです。

牧先生

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