授業紹介

ITカレッジ IT開発エキスパートコース(2020年度実施)

「IT基礎演習」

モノづくりで体感する
「動く」プログラミングの楽しさ。

一年次の学生を対象とした体験型授業です。人型ロボット「Pepper」に新たな機能を追加したり、小型コンピュータ「Raspberry Pi」を使ってラジコンやMP3プレーヤーを制作します。目の前でモノが「動く」体験から、プログラムの楽しさや可能性をダイレクトに感じます。スマートフォン、IoT家電、ドローンなどモノとプログラミングの関係がより深くなりつつある今日、ITのプロを目指す学生にとっては必須とも言える経験。この授業は、それらを楽しみながら学んでいくことができます。担当する村上先生は学生と年齢も近いこともあり、話しやすさもピカイチ。今回は、そんな「IT基礎演習」の様子をご紹介します。

ここが注目ポイント

  • 1 ロボットや小型コンピュータを動かして、プログラムの楽しさをリアルに体感。
  • 2 先生の年齢が近く、積極的に声をかけてくれるので気軽に質問できる。
  • 3 授業にはサポート講師と上級生チューターも参加。きめ細かいサポート体制。
  • 今日の授業はMP3プレーヤー制作の最終回。前回までに制作を終えて復習やテスト対策を行う学生も。

  • 小型コンピュータ「Raspberry Pi」を使ったMP3プレーヤー。パソコンに書いたプログラムを機械側に反映。動作を確かめながら進めていきます。

  • 村上先生は学生の机を回りながら、質問や相談に答えます。いつでも気軽に話せる距離の近さが魅力。

  • 村上先生に加えて、酒谷先生も授業の質問に対応。きめ細かいサポート体制があるからプログラミング初心者でも安心。

  • この授業では課題の進み具合を一覧として全員で共有。状況を見ながら個別に徹底フォロー。

  • 進捗状況を共有することで、クラス全体で教え合いながら進んでいく雰囲気が生まれています。

受講中の学生インタビュー

プログラムが動く嬉しさは格別

高校生のときからプログラミング経験があるのですが、こうして本格的に授業が始まると、日に日に難しくなっています…でも、それがまた楽しいです。やっぱり自分が書いたプログラムが動く嬉しさは格別です。先生からはもちろんですが、チューター制度で教えに来てくれる先輩たちとも交流する中で、新たな知識をたくさん吸収しています。昔もそれなりにパソコンを使いこなせていると思っていたのですが、今となっては部分的にしか使えていなかったんだな、と驚くほどです。
これからの目標は、ITカレッジで夏と冬に「+E展」(プラスイー展)という作品発表会があるのですが、そこに向けて制作に取り組んでいきたいと思います!

飯田さん
IT開発エキスパートコース
近畿情報高等専修学校

未経験でも安心して成長できる環境

プログラムの面白さは、学んだことが色々な場所で使えること。別の授業で覚えたことを使って、この授業では機械を動かしたり…。入学時はパソコンも触れたことがないレベルだったのですが、先生方のサポートを受けながら、授業にしっかり向き合っているうちに分かるようになりました。こんな私でも今では最上級のクラスに所属できるほどになったので、未経験の人でも安心して成長できる環境だと思います。入学したときはみんな不安も多かったのですが、村上先生が一人ひとりのことを覚えて、いつも声をかけてくださったことで、乗り切っていけたと思います。本当に学生たちにとって一番近い、頼れる存在です。

中村さん
IT開発エキスパートコース
大阪商業大学高等学校

講師コメント

この授業の面白さは、やはりプログラムが画面の中だけで完結せずに、現実のものとして見たり触れることができることだと思います。機械を使う側ではなく、作る側に回ってみると、見慣れた家電も同じ仕組みで動いていることが直感的に分かってきます。例えば、お知らせのランプだと思っていたものは、プログラムを使ってLEDを光らせているんだな、という具合です。
授業で大切にしているのは達成感を感じてもらえるようにすること。そして「置いていかない、一人にしない」ことです。教員やチューターがまずはサポートしますが、学生同士でお互いに教え合うことも大切にして、みんなで技術を積み上げていけるように授業の内外で気を配っています。私が一番、皆さんに年齢が近いので、入学したら気軽に声をかけてください。

村上先生

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