ITカレッジ Webデザインコース(2019年度実施)
「コンセプトワーク演習」
アイデアをカタチにする
プロの考え方を学ぶ
どんな優れたWebデザイナーでも、いきなり良質なコンセプトが編み出せるわけではありません。物事を観察し、浮かんでくるアイデアを取捨選択しながら、ひとつの大きなアイデア(=コンセプト)を導き出します。この授業ではその流れを演習形式で身につけていきます。ユニークなのは授業内だけで流通する「お金」があること。ときに学生自身が依頼主の目線でアイデアに値付けします。優れたコンセプトやアイデアが仕事になることを肌身で感じる仕組みです。また、緻密に作られた授業資料と先生の分かりやすく軽快なトークで、誰もがステップアップできる環境が整えられていることも大きな魅力です。
ここが注目ポイント
- 1 ひとつひとつ演習形式で、しっかりステップアップ
- 2 分かりやすく軽快な授業進行&作り込まれた授業資料
- 3 アイデアが仕事になることを肌身で感じる仕掛け
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授業が始まりました。最初は頭の体操と振り返りを兼ねたミニクイズから。
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授業を担当する田中先生。学生たちと対話をするように講義が進んでいきます。
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課題シート。独特のデザインも先生ならでは。今回は課題歌を聴いてそのジャケットイメージを考えます。
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音楽をビジュアルに置き換えていく課題だけに、「歌詞」や「メロディ」など集中するポイントを変えながら、繰り返し聴き込みます。
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学生同士で相談し合ったり、リラックスした授業環境です。
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課題の出題から2週間後、学生からの発表が行われました。
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他の人が考えた道筋を知ることで、「そんな見方もあるんだ」と視点が広がっていきます。
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発表に対して学生たちが授業内通貨で値付けするので、毎回が真剣勝負!
講師コメント
入学してすぐの人に「コンセプトを作ってみて」と言っても、「どうしよう?」となる人は多いと思います。それは最初の一歩目の踏み出し方がわからないから。階段を1段ずつ上がるように「何を考えたら良いか」を積み重ねていけば、コンセプトを作っていくことができます。その作法が自分の中に定着していくと、どんなものにも自分なりの答えを出していくことができるようになります。そうなると、企画する仕事を目指していなくても、日常がちょっと楽しくなってくるはず。Webは紙媒体と違って地域性にとらわれないので、狙いが正しくヒットすれば「バズる」こともあり、自分から波を作っていける世界。そういった意味でも面白いフィールドだと思います。
田中先生
受講中の学生インタビュー
問題解決力がすごく高まった
今までは何か問題を感じたとき、すぐに解決しようと動いていました。でも、この授業を受けてきたことで「問題の根っこ」の部分まで見つめていけるようになってきたなと感じています。いろんな角度から解決方法を提示できるようになってきたし、単純に問題解決力がすごく高まったと思います。昔は広告を見ていても「綺麗だな」ぐらいしか思わなかったのに、今はいろんな部分に目が止まり、「自分だったらこうしたい」と考えられるようになりました。将来は目指している仕事に就くことはもちろん、そこまでの過程を楽しんでいきたい、と思っています。
中村さん
Webデザインコース
(福岡県)筑紫女学園高等学校出身