ゲーム・クリエイティブカレッジ

卒業生インタビュー

ゲーム業界の最前線に立つ
先輩からのメッセージ

岩本さん

株式会社カプコン

プログラマー

岩本さん

(和歌山県)粉河高等学校出身
ゲーム開発プログラムコース[3年制]※ 2015年度卒業生
※現在はゲームプログラム開発コースに名称を変更しています。

学内コンテスト優勝をきっかけに
カプコン入社へ
チーム制作で学んだことが
今も仕事のベースに

STREET FIGHTER

現在のお仕事について教えてください

カプコンを代表する格闘ゲームの最新作『ストリートファイター6』を担当しています。プログラマーとしてさまざまなアクション制御のほか、本作から新たに登場した「自動実況機能」の実装にも携わっています。もともと格闘ゲームが好きでカプコン入社を目指して頑張ってきたので、今は本当にやりたかったことのド真ん中で仕事をできています。

岩本さんさんインタビュー

ゲームプログラマーとしてのおもしろさについて

ゲームを作るというのは、企画を考え、ゲームをカタチ作り、できたモノを検証しながら、さらにおもしろさを突き詰めていくもので、そのサイクルがおもしろさであり、醍醐味だと思います。テストプレイの時に「これは早くみんなに見てもらいたい!」と、チーム全体で確認し合う瞬間があって、その時はやりがいを感じますね。出口が見えなくて苦しい時もありますが、そういう時は、開発に携わったゲームの発売発表に対するファンの派手なリアクション動画を見て、気持ちを奮い立たせています。(笑)

岩本さんさんインタビュー

在学中に学んだことで役立っていることについて

現在は誰もが知るビッグタイトルに関わっていますが、仕事の進め方自体は、在学中にチーム制作で学んだものと本質的には変わっていません。メンバーとして役割を全うする責任感も含め、仕事をするための「型」をチーム制作から学ぶことができました。授業で「初めまして」の人ともチームを組んできた経験から、仲良くなるほどゲームの質が高まっていくことも体感していたので、今でも普段からいろいろな人とフランクに意見を言い合える関係性を作っていくことを意識しています。

岩本さんさんインタビュー

在学中はどんな学生でしたか?

「先生、それって違うんじゃないですか?」と本気で議論をふっかけていくような生徒でした。それでもどの先生も正面から受け止めてくれて、ゲームの作り方や考え方について熱く議論を交わした思い出がたくさんあります。私が数ある学校の中でECCコンピュータを選んだのは、学生と同じ目線で向き合ってくれる先生がいたからです。とにかく先生との距離が近い、そんな環境で学べて本当に良かったなと思います。

岩本さんさんインタビュー

ゲームクリエイターを目指す人へ

私の回りには、プロゲーマーだった人、ビッグタイトルを数々手掛けてきた憧れのプログラマーなど、いろんな顔ぶれがいますが、共通しているのは好きなことを突き詰めてきた人だということ。まずは自分の「好き」に向き合って、とことん学ぶことから始めてほしいと思います。あと、私は在学中にコンテストでの優勝がきっかけでカプコン入社という当時の夢を叶えました。目標を設定し、そのために全力で努力することは、自分自身を大きく成長させてくれると思います。ゲームが「好き」という思いがあるなら全力でチャレンジしてください!

2025年4月入学生用