春田さん
ゲーム開発エキスパートコース
ゲームプログラム専攻4年[4年制]
【大阪桐蔭高校 出身】
家族全員ゲームが好きで、理系科目が得意だったことからゲームプログラマを志望。デザインとプログラミングのスキルとコミュニケーション力が必要とされる「テクニカルアーティスト」として(株)カプコンに内定。
松尾さん
ゲーム開発エキスパートコース
ゲームプログラム専攻2年[4年制]
【尼崎北高校 出身】
自分がつくったゲームで多くの人を笑顔にしたいという思いからゲームプログラマを志望。ECCcomp.最大の作品発表会である昨年のECC EXPOでは、1年生ながらスクウェア・エニックス賞を受賞する快挙を達成。
- 松尾
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春田さんはいつ頃、進路を決めて就職作品づくりに取りかかったんですか?
- 春田
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私の場合は3年生の6月頃。そこから2月の作品展示会までに、22回もダメ出しと修正を繰り返して完成させました。その作品を持って3月に10~15社へエントリー。面接を経て、カプコンに内定をいただいたのが5月の上旬です。デザイナーとプログラマの橋渡しをするテクニカルアーティストとして採用されました。作品づくりでこだわったシェーディング※のスキルはもちろん、チーム制作などを通して身についたコミュニケーション力を評価してもらえたのがうれしかったですね。
※3次元グラフィックスにおいて、光源や周囲の光(環境光)、視点からの見え具合、物体表面の色や反射率などを考慮して、物体の表面の色や輝度、陰影、光沢などを決める手法のこと
- 松尾
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私は今、ゲームのシステムをつくるプログラマと、見た目にかかわるプログラマのどちらに進むかを迷っていて…。
- 春田
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私も松尾さんと同じように悩みましたよ。就職にはどっちが有利とか、将来どっちの方が稼げるかとか、選ぶ理由は人それぞれだけど、私は自分の「好き」を優先しました。好きなことの方が頑張れるし、きっと仕事も楽しめると思ったので。
- 松尾
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人を楽しませるゲームをつくるには「自分が楽しむ」ことも大切なんですね。最近、描画エンジン開発やシェーダープログラミングの授業が始まって、今は目の前の課題に向き合って行くのが精一杯なんですが、その中で私も自分の「好き」や「楽しい」を見つけて、突き詰めていきたいです!
- 松尾
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私がECCcomp.を選んだ理由でもあるのですが、チーム制作がすごく面白いです。チームごとに自分の担当するプログラムが異なるので、新しい発見がたくさんあって。メンバーを変えながらのチーム制作でコミュニケーション力が鍛えられるだけでなく、色々なポジションを体験することで、自分の得意なことや好きなことが明確になっていくんですね。でも、授業の課題をこなしつつ、チーム制作も…となると時間が足りなくて。効率を上げるコツはありますか?
- 春田
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2年生はプロの現場で求められるさまざまなスキルや知識を身につける時期だから、結構忙しいよね。私は一つひとつの授業で疑問を残さず、その都度、完結させるようにしてたかな。ECCcomp.の先生はちょっとした質問にも面倒がらず答えてくれるから、つまずいたときはすぐ相談しに行ってた。
- 松尾
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そうなんですね。私は「まずは自分で考えてから…」と思って、なかなか腰が上がらないタイプかもしれないです。
- 春田
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もちろん自分で考えることは大事だけど、1日考えて分からないことは3日考えても分からないよね(笑)。先生に質問することは疑問を解決するだけじゃなくて、その先の課題が見つかったり、より深い知識を得られたりするチャンスなので、積極的に頼ってみてもいいかも!
- 春田
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コースの先生だけじゃなく、就活中はキャリアセンターの先生にもすっごくお世話になりました。面接練習や履歴書の書き方を教えてもらったり、ゲーム業界への就職を諦めそうになったときに励ましてもらったり…。「IT業界に進路を変更しようかな…」なんて弱音を吐いてしまったときも、「春田さんはまだ頑張れるよ!諦めるには早すぎる!」と応援してくれて。それがすごく心強くて、最後まで頑張ろうと思えました。
- 松尾
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先生たちはもちろん、仲間の存在も心強いですよね。しんどくても、もっと頑張っているクラスメイトたちを見ると、私も負けていられない!って思います。
- 春田
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本当にそう。実は周りのみんなが凄すぎて、自分のスキルなんてまだまだ…とヘコむこともあったんだけど…。インターンシップ先で自分の書いたコードを見てもらったときに、「学生でここまでできるのはスゴイ!」とプロの方に褒められて。コツコツでもECCcomp.の学びをしっかり積み重ねていけば、ちゃんとプロのレベルになれるんだなって自信がつきました。
- 松尾
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今やっていることを信じて頑張れば、ちゃんと成長できるんですね。正直、まだ就職のことや将来の目標が曖昧で、不安を感じるときもあるんですが、少し安心しました。
- 春田
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プログラマ志望の女子は少ないよね。うちのクラスは5人しかいないし。
- 松尾
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うちは2人です…。
- 春田
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でも女性の方が色の識別能力が高いという話もあるし、繊細な表現が得意という点ではシェーダーに向いているかも。私が採用された「テクニカルアーティスト」の職種も、立場の違う人たちの調整役として、女性の気配り力や柔軟さが生かせそうです。
- 松尾
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最近はゲームが好きな女子も増えているので、ゲームプログラマ女子も増えるといいですね!