ECC PLUS
vol.20

ECC PLUS vol.20
“プロ”をうならす
作品がズラリ!
世の中を楽しく、便利にする展示会
『+E展』に潜入

『+E展』2019年度後期 開催概要
2020年2月1日(土)10:00~16:00
ECCコンピュータ専門学校1号館1階
出展作品: 約140作品
参加企業: 30社44人
「あったらいいこと 叶える展示会」をテーマに掲げる『+E展』は、前期と後期の年2回実施。ECCcomp.のデザインカレッジ・ITカレッジの学生たちが、「こんなものが世の中にあったらいいな」と思うアイデアを具現化した作品を展示します。
この作品展には、他コースの在校生や卒業生はもちろん、デザイン・IT業界の最前線で活躍する“プロ”の方々も数多く来場。作品を通じて、ゲストと交流しアドバイスをもらうだけでなく、作品への想いや完成度が評価されれば、インターンシップや就職につながることも! 学生たちは緊張しながらも、自分の作品をアピールすべく意気込んでいました。
01
目利きのエキスパートも舌を巻く!
ありそうでなかったアイデア
プログラミングの専門書をよく読むというIT開発エキスパートコースの嶋村さん(写真左)。日頃から「専門書って重い…」、「読みたいのは一部だけなのに、ページ数が多い…」、「一冊の値段が高い…」と感じていたことがきっかけで、ネット書店『BOOK STORE SHIMAMURA』を思いついたそう。
嶋村さん「このECサイトの一番の売りは、必要な章だけを購入できること。つまり、プログラミングの専門書を小分け販売できるんです。データを購入する仕組みなので、読みたい時に購入ボタンをクリックし、簡単な手続きとダウンロードが完了すればすぐに読めます。重い専門書を持ち歩くしんどさや煩わしさもありません。」
そのアイデアに感銘を受けていたのが、タイムテック株式会社の執行役員である阿久津さん。ECCcomp.の学生のアイデアや作品に魅了され、毎年学内のイベントに足を運んでくださる企業様のひとりです。

阿久津さん「『BOOK STORE SHIMAMURA』は、特に印象に残った作品です。章単位で購入できるという小分け販売のアイデアは画期的。デザインの見やすさ、章ごとの単価設定も含めて、どれも素晴らしかったですね。IT業界はお客様のニーズやオーダーを受けて制作するものが多いため、課題を解決するというアイデア、着眼点をこれからも持ち続けてほしいと思います。」
02
他コースの学生と手を組んだ
初めての共同制作!
今回の『+E展』の作品登録システム・作品一覧サイトは、IT開発研究コースの北埜さんとWebデザインコースの岡さんの合作です。二人は初めての共同制作を通じて、自分一人では思いつかないアイデア、人と人とのつながりで一つの作品をつくり上げていく喜びを感じたようです。
北埜さん「このサイトのポイントは、Webアプリ『Laravel』を用いて、次回以降の『+E展』で使用することも見据えて設計した点です。サイトデザインは、Webデザインコースの岡さんが担当。まずは掲載情報などの話し合いを行い、デザインしてくれました。システム上のことなどを踏まえ、彼女に様々なリクエストをお伝えしましたが、そのたびに柔軟に対応してもらい、クオリティの高いデザインに仕上げてくれました。本当に感謝しています。」
岡さん「『+E展』のデザインベースを、さらに見やすく、美しくブラッシュアップ。それにITコースの皆さんからいただいた意見やアイデアを落とし込み、より良い作品に仕上がったと思います。このサイトデザインは、ITコースの皆さんのサポートがあったからこそ完成できたものです。他コースとの合同制作は初めての試みだったので難しさもありましたが、週1度のミーティングのほか、Slackなどのコミュニケーションツールを通じてお互いの意見を擦り合わせながら、一つの作品をつくり上げることができました。この経験は、きっと将来に役立つと思います。」
03
ハッとさせられる体験も
『+E展』ならではの醍醐味
今話題の“VTuber”を使った作品をゲストにプレゼンしていたのは、Webデザインコースの田村さん。『バーチャルYouTuber 天使ひかり』は、中崎町の認知度アップをテーマに、広告展開やグッズ展開も視野に入れながら、地域活性化につなげていくのが狙い。天使の力を失った女の子が中崎町を舞台に人間界の生活に順応していくという、しっかりと練られたストーリーもポイントの一つ。「より実現性の高い作品を」という作者の想いが伝わってきます。
ゲストの企業様からも「企画書としてはよくできていました。デザイン、ストーリーもとても良かったです。」と好感触。ただ一方で、「中崎町のPRを踏まえるなら、冒頭からもっと天使ひかりが果たす役割を押し出す必要がありました。また、『天使』という主人公も"VTuber"によく見られる例なので、話題性や違いを考えた場合、もっと中崎町と相性の良いキャラクターを再考してみても良かったのかもしれません。」というアドバイスも。
田村さん「自分では考えつくしたと思った作品でも、プロの目から見ればまだまだ。力不足を痛感する一方で、自分もこうならなければいけないということを再認識することができました。ビジネスとして成立させるためには、まだまだ改善点が多いということを知ることができて、とても勉強になりました。」

時にゲストからの思いがけない言葉でハッとさせられる体験も、『+E展』ならではの醍醐味。そうした貴重なアドバイスを糧に、学生たちはより一層、創作意欲をかき立てられるはずです。
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