ECC PLUS
vol.19

ECC PLUS vol.19
過去最高数(81社227人)
ゲーム関連会社が来場!
就職に直結する
「作品発表会」 の様子を
レポート!

「作品発表会」開催概要
2020年1月25日(土)10:00~16:30
ECCコンピュータ専門学校1号館1階
参加学生: 66人
出展作品: プログラム76作品/
企画23作品
参加企業: 81社227人
ECCcomp.主催のこの「作品発表会」は、毎年大阪[学校内](1月・7月)と東京[某所](2月)に開催されます。参加する学生は、自身の作品を来場する企業様に発表することができます。
ゲーム・クリエイティブ業界で活躍する現役クリエイターに、直接自分の作品を見てもらい、意見をもらえる貴重な機会とあって、学生たちのプレゼンにも熱が入ります。それもそのはず、作品発表会でのプレゼン力や作品のクオリティが評価され、その場でスカウトされることもあるんです!
01
ゲーム業界で活躍する
ECCcomp.の卒業生も来校 !
来校される業界の方のなかには、ECCcomp.の卒業生も多数。現在、株式会社ラクジンでプログラマーとして働く岸本さんもその一人です。
岸本さん「年々、イベントの規模もクオリティも上がっているように見えますね。企業からの注目も高まっているようですし、出展する学生の数も増えているんじゃないかな。それに、展示室もきれいになってる!(笑)」

岸本さんが声をかけたのは、ゲーム開発エキスパートコース・ゲームプログラム専攻(4年制)の辻井さん。辻井さんの作品は、ゲームエンジン「Unity」を使用し、雲の動きや球体が跳ねる動き、キャラクターの動作、その際の光の当たり方や影のでき方などをプログラミングで描画したもの。
岸本さん「辻井さんが目指す動きを描画するなら、『Unreal Engine』を使ってみてもいいかも。辻井さんは『ゲームプログラム専攻』だよね。それなら、ただ技術を見せるだけじゃなくて、『ゲームのなかにプログラミングスキルをどう落とし込むか』を想定した作品づくりを心がけると、プログラマーを探しているゲーム制作会社に対して、より強いアピールになるんじゃないかな。」

岸本さんは辻井さんのプレゼンを聞きながら、作品をじっくりとチェック。トータル15分以上も、プロの目線から様々なアドバイスをしてくれました。
辻井さん「ECCcomp. で学んだ技術を、実際の製品づくりの中でどう生かせるかという視点は、学生の自分にはまだなかったもの。プロの現場で働いている先輩ならではのアドバイスは、とてもありがたいです。」
02
留学生の私が
ゼロからスタートで成長できた!
ドアン グェン ホン ゴックさんはベトナムからの留学生。日本のアニメやゲームが大好きで、キャラクターデザイナーになりたいと留学を決意しました。来日前に日本語は少し勉強してきましたが、CGデザインについての知識やスキルはゼロからのスタート。
ゴックさん「ECCcomp.の先生方は、日本人の学生に接するのと同じ厳しさと熱量で、熱心に指導してくれました。そのおかげで言葉の壁を意識することなく、知識と技術の習得に集中できました。」

近年、ゲームやアニメーションの制作現場でもグローバル化が進んでいるといわれています。学生のうちから、言語や文化が異なる仲間とのものづくりを体験できるのはECCcomp.ならでは!
ゴックさん「企業の方からは、より自然なポーズや陰影のつけ方など、改善のための具体的なアドバイスをもらえました。これからの作品づくりに生かしていきたいと思います。」
03
自分でも気づいてなかった
長所を発見できた!
ゴックさんと同じくCGデザインコースで、2Dデザイナーをめざしている坂本さんは、作品発表会に参加して新たな発見があったそう。
坂本さん「ゲーム画面の見え方をデザインする『UIデザイン』に対して、自分では苦手意識があったのですが、いざ作品を展示してみると意外にも企業の方から評価していただけて。自分ではキャラクターや構造物のデザインが得意だと思っていて、それなりに制作時間もかけたので、苦手なUIデザインやあまり悩まずにすんなり作れたエンブレムのデザインなどを褒めていただけたことは、目からウロコの体験でした。第3者の意見や客観的な視点がいかに重要かということを実感でき、将来のフィールドも広がりました。」

人に見てもらうことで自分でも気づいていなかった長所を発見したり、得意・不得意の意識が変わったり。イベントには4年制の3年生や、3年制の2年生など、卒業前年次の学生が多く参加しているので、改めて進路を見つめ直す機会にもなります。
04
自分でも気づいてなかった
長所を発見できた!
株式会社カプコンの原田さんからアドバイスを受けていたのは、2Dでデザインされたキャラクターを3Dに立体化する「キャラクターモデラー」をめざしている石川さん。指摘を受けたのは、キャラクターの関節の造形の不自然さ。人体のモデリングには、筋肉の流れや骨格の構造を理解しておくことが重要なのですが、2Dのイラストを描かない石川さんには、基本的なデッサン力が不足しているそう。

パソコンを使って作業することが多い3DCGデザイナーにデッサン力は必要なの?と思われるかもしれませんが、立体物の構造を正確に捉え、平面上に表現するデッサンは、対象物を観察する力、そして対象物をキャンバスに表現する造形力を鍛えるために、とても重要なんです。
原田さん「モデラーには、3D化したキャラクターに色と質感をつけるため、肌や布など必要なテクスチャーを作成するという仕事も。ここでも画力は必要になるので、頑張って身につけてほしいですね。普段から人間のリアルな体や関節の動きに注目したり、服の質感や裾の揺れ方などを観察する習慣をつけるといいですよ。」

石川さん「苦手でつい疎かにしてしまっていた部分を、ズバリと指摘していただきました。基本をしっかり身につけないと、プロとしては通用しないんだということを実感しました。アドバイスしていただいたデッサン力を身につけるため、イラストを描くことにも積極的に挑戦していきます。」
学生たちが作品制作に費やしてきた多くの時間。さらに当日も、企業の方へのプレゼン力や基本的なビジネスマナーなど、様々な力を試されます。それでも、学生たちが「年に2回じゃなく、もっとこんな機会があれば!」と口をそろえるぐらい、将来につながる新たな可能性やチャンス、そして決意とモチベーションにあふれた作品発表会でした。
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