ECC PLUS vol33

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2024年11月完成予定 新校舎誕生

ECCコンピュータ専門学校がキャンパスを構える中崎町は、昔ながらの町並みと近代的な建造物が交錯する希少な地域です。
その地域特性を活かすために中崎町との親和性を第一に、ただの改修ではなく地域全体を活気づかせられるよう、「まちづくりの第一歩」としてデザインしました。

岩田尚樹 / 岩田尚樹 建築研究所

1964年、愛知県生まれ。大阪大学工学部で街づくりについて学び、建物だけでなく周辺環境を巻き込んだ建築を得意とする。『大阪駅』を時代の変化に合わせ、30年以上デザインするほか、近年では『星野リゾートOMO7大阪』なども手掛ける。

旧1号館から引き継いだ3つの要素

1 レンガ造りの継承

旧1号館の重厚でモダンな印象を演出したレンガ造りの建築模様は、アクセントとして新1号館にも展開。建物の外と中を繋ぐようにデザインされています。

2 時計の継承

旧1号館のシンボルだった時計は、新1号館でもそのまま使用され、これからも中崎町のシンボル的な存在として時を刻みます。

3 桜の木の継承

旧校舎と共に長年多くの学生を見守り続けた、桜の木。これも樹木医さん協力のもと、そのまま新校舎のそばに移植しています。


旧1号館の人気機能は1階に集約。その活気は外の共有スペースへ!

「ゲームを楽しみながら英語が学べる」と学生に人気のEGP(ECC Gaming Plaza)や、休憩には欠かせないラウンジなど、旧1号館時に学生たちから人気のあった機能は1階に。また、道路から施設までに空間を設けることで、学生や周辺住民が思い思いに過ごせる緑あふれる共有スペースを創り、中崎町の憩いのスペースを生み出しました。

施設前の空間は学生だけでなく中崎町を訪れた人にも開放

新1号館1階の壁はほとんどがガラス張りです。300㎡以上ある外の空間がより広く見えるだけでなく、学生たちの活気が街へと広がります。また屋外スペースは地域住民も利用できるので、ぜひベンチや人工芝に座ってリラックスしに来てください。

1F:EGP(ECC Gaming Plaza)

楽しげな会話が聞こえてくるのは
EGP(ECC Gaming Plaza)から

ネイティブ教員が常駐する新1号館のEGP(ECC Gaming Plaza)は、外から内へと続く人工芝やイスに座って、備え付けのモニターでゲームが楽しめます。エントランスとの間に扉などの仕切りを設けないボーダーレスのため、さまざまなゲームを楽しむ学生たちの明るく楽しげな英会話が聞こえてくるでしょう。

1F:ラウンジ

学生が集まるラウンジスペースは
イベント会場にも!

最大76名がくつろげるラウンジには、給湯器や自動販売機があり、お昼にはたくさんの学生が集まります。ステージやスクリーンも用意されているため、ただの休憩スペースではなく、時にはイベント会場としても活用。ステージはデッキとして外にも展開され、誰でも利用できます。


吹き抜けやテラスで繋がる2階

1階の活気は、吹き抜けを通して2階へも広がり、さらにテラスから屋外へ! 友人との食事や談笑で生まれる、楽しいキャンパスライフの雰囲気が、学校だけでなく街全体へと広がります。

2F:リフレッシュスペース

吹き抜け付近には合計33席の
リフレッシュスペース

1階の雰囲気が干渉する吹き抜け付近には、9人掛けの大きなテーブル1つと4人掛けのテーブルが5つ、1人で作業できるカウンター席が4席用意されています。1人でもグループでも、状況に合わせて自由に使用可能。

2F:開発実習質

オープンキャンパスでも
大活躍の開発実習室とは!?

多目的スペースとして設計された開発実習室は、集中力が高まる暗めの空間にLEDのライン照明が映える、「宇宙」をテーマした空間です。高性能PCを常設しているため、普段は3Dゲームをはじめとした高度なゲーム開発が行える実習教室として、オープンキャンパス時は学生の作品を遊べる教室として活用されます。


2F:英語教室
4~6F:教室

さまざまな使い方ができる可変教室

3階には英語授業などで用いられる5つの教室を用意。そのうち4つの教室は可動間仕切りで仕切られているため、それを開ければ1つの大教室としても使用できます。
4階から6階は、3階と同様に可動間仕切りで仕切られた3つの教室と廊下を挟んだ1教室の計4教室です。