リアルな動きを生み出す術を
基本から楽しみながら学ぶ
ゲームではキャラクターの「動き=モーション」はとても重要な要素です。この動きを学ぶ授業が「ゲームキャラクタモーション演習」です。実際にCGソフトを使いながら、キャラクターの動きを作っていくとともに、その過程でリアルな動き方を生み出すために必要なテクニックや考え方を学んでいきます。片岡先生の講義はソフトの使い方だけではなく、「動き」を観察するポイント、動物の生態にまで及びます。親しみやすく、モーション制作を心から楽しんでいる片岡先生の人柄や姿勢もあり、「受けるのが楽しみな授業」と学生たちは口を揃えます。そんな授業の様子をすこしご紹介します。

ここが注目ポイント
1.授業満足度96%!一人ひとりの進み具合に合わせた丁寧な授業進行が特徴
2.モーション作りのポイントは、映像を見たり身体を使って分かりやすく説明
3.楽しみながらキャラクターモーションを作る先生に、どんどん引き込まれる!

演習室のパソコンの前に座って授業が始まりました。最初は課題作品の寸評から。課題は好きなキャラクターの動きをトレースすること。

動きで注意したい部分などを、先生が自らの手や足を使って説明していきます。

今日の演習は動物の四足歩行の動き。演習に入るまえに人間、犬、馬の足の仕組みの違いから、観察すべきポイントを解説していきます。

休憩時はみんなで新作ゲームの話に。最先端の「いま面白いこと」を学生と同じように共有している先生だからこそ、授業での言葉が深く入ってきます。

授業再開後は演習パートへ。犬の映像を参考にしながら、CGソフトに動き方を入力していきます。

先生も学生たちも、みんなが楽しんで作っているのがこの授業の特徴。制作中のCGがうまく動き出したときは自然と笑顔になります。

ある程度演習が進んで、それぞれの学生が自分のやり方の課題に気付くタイミングで、いったん演習を休止。動かし方のテクニカルな部分を整理していきます。

そして再び演習に。先生をつかまえて質問をしたり、みんなで相談したりしながらパソコンに時間いっぱいまで向かいます。