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2014.06.17

ゲーム・クリエイティブ

ゲームクリエイター特別授業 株式会社タイトー 東山 朝日氏

こんにちは、ゲームカレッジ教員の丸山です。

去る5月31日(土)、ゲームカレッジスタジアムの審査員でもおなじみの株式会社タイトーのプロデューサー東山氏による特別授業がECCコンピュータ専門学校で開催されました。
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ゲームデザインの構造
~「面白い」を構造化するためのワークショップ~
講師 株式会社タイトー
デジタルコンテンツ事業本部 AG事業部 制作1部
部長 東山 朝日氏
日時 5月31日(土)13:30~18:30
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東山氏の特別授業は「神授業」だとの評判が学生達の間でもすでに広まっており、会場は休日にもかかわらず沢山の学生達が拝聴に集まり、とても活気ある授業となりました。

授業内容は、ゲーム企画・制作にあたって「ゲームデザイン」をどう定義づけ、どのようにして「面白い」という感情をプレイヤーから引き出しているのか、を主題に、その思考プロセスについて、これまで手掛けたタイトルやブラッド・ピット主演の映画「セブン」を題材にして解説していただきました。

講義は例年通り対話形式で進められ、学生と講師一体で進められる全員参加型の有意義な内容となりました。また今回は前評判もあってか、積極的に発言する学生達も多く見られ、講義中は勿論、講義後も時間が許される限り、熱い意見交換が交わされました。

★授業内容
授業全般を通して、「人間が面白い、楽しいと感じるからには、そこにはそれに足る『仕組み』がある」という事と、その『仕組み』をきちんと言語化する事が大事である事とを繰り返しおっしゃっておりました。そして見つけ出した面白さの仕組みの中から普遍的なものを取り上げ、それをお客様の満足が最大になるようビデオゲーム向きに再構築する事が大事だという事を、色々な実体験を元に分かりやすく講義して頂きました。

その為には、色々な楽しいものを数多く体験する機会を持つこと、また「なぜ楽しいのか」をその都度必ず分析する習慣をつけることの2つを挙げ、その例として、「後味が悪い」という印象を強く残した映画「セブン」を題材に、クリエイターの視点から「後味が悪いという印象を残す仕組み」の読み解き方を解説して頂きました。

「セブン」を観ている時はさして気にも留めなかった物語の構造やキャラクター造形、演出などが、講義を聴き終わって改めて観てみると、そのすべてに何かしらの理由がある事を気づかされ、とても面白い講義だと思いました。

また、売れるゲームとは、これまでになかった!という新しさだけでなく、こんなのが欲しかった!という欲求も兼ねそろわなければならない事についても解説されておられました。授業の後半は、日常生活で経験した面白い事、感動した事をゲームの面白さに転化していく実践的な手法を「エースコンバット」等の開発体験談を交えてお話して頂きました。


★講義の感想。
私の大好きだった「エースコンバット」の開発秘話や苦労話が聞けて、とても良かったです。
時に開発者は、面白さよりも作業量を優先させてしまいがちですが、キメ細かい感動や面白さの仕組みを手間を惜しまず丁寧に盛り込んでいく事こそ、名作を生む原動力である事を、東山さんの講義を拝聴し改めて得心いたしました。

東山さん、本当に有難う御座いました!




 

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