2014.04.18
ゲーム・クリエイティブ
なぜコンピュータ専門学校でアナログゲームの企画をするのか?
ゲームカレッジ企画コース担当の岩橋です。
今年もやります、ゲーム開発エキスパートコース/ゲーム企画専攻[4年制]の2年生による【アナログゲーム開発】!
これでも、ルールやシステムを学生各自で構築し、遊びに必要なカードや駒などをデザイン・制作する、ちゃんとした授業です。もちろん、最後は出来上がったものを楽しく遊んで締めくくりますが、そこまでに経る試行錯誤の繰り返しは、デジタルゲーム開発のソレにも通ずる立派な体験型学習です。
なぜコンピュータ専門学校なのにアナログ?
はい、その疑問はもっともですね。
ゲームを面白くするために必要な作業の中に、バランス調整というものがあります。遊びながら、最も面白くなるように方向性や数値を決め直していく大事な作業です。
通常のゲームでは、プログラマが遊べる形に組み上げてくれるまで遊んでみることはできません。じゃぁ、そもそもプログラマがいなければ、バランス調整の勉強はできないのか?アナログの強みが、ここにあります。
アナログゲームだとその場で決めたことをすぐに遊んで確認することができます。プログラミングしなくても遊べるので、待ち時間がかなり少なくなります。その結果、いろんな遊び方を試すことができ、面白さを探る機会が格段に多いのです。
カードの増減・サイコロの面数・得点の算出方法・勝敗の条件・・・決めたことが、結果にどんな影響を与えるのか。これを多く繰り返せば、ゲームのアイデアを考えた時に、ある程度先見(予測)する力が養われます。
さらに、プログラムができた後のルールやシステムの変更は かなり厳しいですが、アナログなら臨機応変に対応できます。「ババ抜き」という【プログラム】を「大富豪」へ変更するのは大変ですが、【トランプ】さえ作っておけば、「ババ抜き」にも「大富豪」にも対応できる、と言えば判りやすいでしょうか ← ホントかよ
授業内容は、5名ずつでチームを組み、7月末までにアナログゲーム1本を完成させる、というものです。もちろん、遊ぶ道具以外に企画書も作りますし、スケジュール管理もします。内容に対する会議や発表も行います。
今回は、授業開始直後の、どんなゲームにするか、各チームでアイデアを出し合っているところです。中には、紙やペンのキャップで遊びながらアイデアを出しているチームもありますね。
毎年、いろんなアイデアが形になって、学生だけでなく講師陣をも楽しませてくれるこの授業。これから数回に分けて紹介していきたいと思います。
次回は、ちょうどルールや遊具が形になり始める6月上旬の、中間企画会議の様子を紹介する予定です。はたして今年は、どんなアナログゲームが姿を見せるのか・・・乞う ご期待!
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4月26日(土) 11:00~
5月11日(日) 11:00~
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5月17日(土) 14:00~
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